お知らせ
先週は東京出張。
一日目は地域サポート人ネットワーク全国協議会(以下、サポ人)の総会とセミナーに参加しました。
セミナーでは、前からお話しを聴いてみたかった明治大学の小田切徳美先生の講演をうかがうことができたのと、地域おこし協力隊OGとしてパネリストをさせていただきました。
テーマは『「4000人時代」の協力隊受け入れ体制づくりを考える』
自分の時の受け入れ体制を振り返りながらお話しさせてもらいました。
パネリストをご一緒したのは、愛媛県西予市の現役協力隊さんと担当職員さん。
西予市には「三瓶町(みかめちょう)」があるので前から気になっていました。島根には三瓶山があるので、名字を読んでもらったり覚えてもらったりがスムーズでありがたいのですが、領収書などで書くとなると「瓶」がけっこうネックで・・・(笑)
ということで、いつか三瓶町にうかがって領収書をもらってみたいと思ってます。
それはさておき、この会で感じたことを少しまとめておきたいな、と。
小田切先生の講演資料からこちら
サポート人材の役割、地域づくりの2段階として中越防災の稲垣先生の提言を紹介されました。稲垣先生とは、地域おこし協力隊の研修で関わらせていただいていますが、常々、この視点を現役のときに知っていたかったなーと思います。
地域づくりにはステップがあるということ。
準備段階の「足し算のサポート」と事業導入段階の「掛け算のサポート」
地域おこしというと後者の「掛け算のサポート」に目が向きがちで、協力隊時代、そういうことができていなかった私は無力感に苛まれていたのですが、このステップを知り、振り返ってみると私が担当した地区は「足し算のサポート」が必要な地域で、そのことはできていたかもしれない、と思うようになりました。
「足し算のサポート」の段階では成果が目に見えないことが多いし、いつまでその段階が続くのかもわからないから、これでいいのかと不安でいっぱいだったことはやむを得ませんが、任期後も協力隊と関わりを持たせてもらう中でこのことを知ることができてよかったなぁとおもいます。
そして、翌日からは地域おこし協力隊初任者研修@市町村アカデミー(千葉県)
今回は約150人の協力隊(着任後1年以内)が全国から集まられました。座学やワークショップでみっちりの2泊3日、私はちょっとばかりからだほぐしをしたりしながら、地域サポート人アドバイザーとしてお手伝いに入らせてもらいました。
弘前大学の平井太郎先生の講義の前にからだほぐし。
からだを「ひらいたろう」^^
ところで、この頃、改めて地域おこし協力隊の制度って、おもしろいなーと思うのです。国(総務省)の制度でありながら、内容は自治体の裁量でかなり自由度が高い。協力隊になるまで地域づくりの専門家や行政と関わることがほとんどなかったので、なってみてから知ったことですが、過疎の問題はずいぶん昔の私が生まれる前からあったことで、それに対していわゆるハコモノなどで対策し続けるも過疎は進み、協力隊のような人件費での支援ができるようになったのはかなり画期的なことだったようです。しかし、制度導入当初は誰もが戸惑いながら手探りしながら、うまくいかないこともたくさん・・・というか、うまくいかないことだらけだったことでしょう。私は制度が始まって3年度目の隊員なので、1年度めからの協力隊さんにお会いすることがあったのですが「3年間、ほとんど草刈りだった・・・」と暗い顔をされていたのが忘れられません。それでも、成功事例や定住する元隊員の例から制度が評価され、失敗から少しずつ学んで改善されてきたのだな、と。ちなみに、私たちの頃に問題視されていた「草刈りばかりで・・・」ということを今の隊員さんからはほとんど聞きません。もちろん新たな問題はあるし、今や隊員数が4000人にもなっているなど課題はあるのだけど、それは失敗に学んできたからこそのもの。せっかく育まれてきた制度をこれからも育み、活かして、たくさんの人たちの幸せな暮らしにつながったらいいな^^って、なんだか大きな話しになってきましたが、地域づくりの行き着く先は世界平和!という言葉もワークショップの中で受講生さんの中からもでてきていて、とっても共感しました☆
さて、たくさんの現役協力隊の皆さんや、地域づくりの専門家の先生方、地域サポート人アドバイザー仲間との濃ゆい研修を終えた夜、下北沢のアトリエ Ra reveさんと「うんなん食つなぎ」をひらきました♪
雲南は木次がルーツで下北沢で場をひらくRa reveさんと、下北沢界隈から雲南へ移住したつちのと舎が掛け合わさって、雲南のゆたかな食でつながる会となっています。食への関心高い私の友人たちと、Ra reveさんつながりの方々の出会いも良い感じで、とてもたのしい会となりました^^
今回のメニュー
* さくらむすび
* 漬け卵
* 小松菜の白和え
* 舞茸炒めとロメインレタス
* さくらめん
* ほうれん草と卵炒め
* 穴子と山菜の天ぷら
* 白ごはん on 葉わさび醤油漬け
* しじみ汁
* 桜ゼリー&ミルクゼリー
食材はこちらから
米 : 結いの郷(大東町箱淵)
桜の塩漬け、桜ジャム : 木の花工房
卵 : さとうのんびり農園
牛乳 : 木次乳業(ブラウンスイス)
豆腐 : 白うさぎ
穴子、しじみ : 渡邊水産
さくらめん : 大原森林組合
野菜、山菜 : 大東町の産直
舞茸 : 奥出雲舞茸
醤油 : 紅梅しょうゆ、森田醤油、井上醤油
塩 : 鵜鷺の藻塩
味噌 : Ra reveの手前味噌(材料は島根産)
なたね油 : のきの郷(安来市)
今回の記念写真☆ お集りいただいた皆さん、ありがとうございました!
墨絵で描かれた雲南の「願い橋」が飾られて、さらに素敵なRa reveさんです^^
さらに友人の店に寄ったり、友人とおしゃべりしたり、家族とごはんを食べたり、「いつもの東京」時間をたのしみつつ、島根スサノオマジックのPLAY OFFを代々木第2体育館に観に行ったりしつつ、最終日はマイスターホネの修理と改造をしてきました!
すごーく細かい作業を一日みっちりやって大変でしたが、背骨がめちゃくちゃ動かしやすくなって、すごくいい感じ!マイスターホネとのからだほぐし、もっとしたくなりました♪
とっても充実した東京滞在。エナジーチャージばっちりで、島根に戻りました☆